2018.09.20 2023.12.27

100万円のリボ払いを返済するためにはどうすればよいか

ついつい便利だからとショッピングの支払いの際に使ってしまうリボ払い。リボ払いが重なると膨れ上がり、リボ払いで現在ショッピングやキャッシングをしている方で残額が100万円程度になってしまっている方はどのような方策で返済に向けて行動すればよいでしょうか。

リボ払いとはどのようなものか

そもそもリボ払いとはどのようなものなのでしょうか。
正式名称は「リボルビング払い」といい、借金の返済に関する方式です。
リボルビング払いについては8種類の方式があるのですが、基本的には「返済額が一定で、借金額におうじて利息と元本への割合を割り振る」と理解していただければ大丈夫です。リボ払いは借金返済の月々の金額が比較的低いことからよく使われるのですが、その分借金返済も軽いと感じる結果、安易に借入残高を増やしてしまうことがあり気がつくと返済が難しいような場合があることが特徴です。

リボ払いで返済するとどのような返済になるのか

たとえば年利15%で100万円のリボ払いでの借り入れをしている場合には月2万円づつ払うと、どのような返済になるのでしょうか。
この場合、新たな借入をすることなく返済だけをしても6年近く返済にかかり、その間に発生した利息だけで60万円以上の支払いが生じます。
このくらいリボ払いは利息への充当額が多いということを認識してください。

リボ払い返済から抜け出すためには

リボ払い返済は長期に渡って利息ばかり払っているということを認識していただいた上で、負担を減らすためにはどのような方策があるでしょうか。
まず、リボ払いは借金の残高に応じた支払いになるので、勤務先が定期でボーナスがでるような場合や、業績連動などの臨時ボーナスなどがあったような場合には、ボーナスを返済にあてて残額を減らしましょう。
臨時ボーナスが出るような勤務先でない場合には、手元資金に余裕がある家族に事情を話して立て替え返済をしてもらい、家族に分割で支払っていくのも手です。
また、月々の支払いが軽すぎる場合には、ほとんどの返済が利息に回される結果、元本がなかなか減りませんので、支払える額があるのであれば月々の支払いの額を多くして、しっかり元本を減らしていくことも検討すべきです。
次に、消費者金融等からの高い利息で借りているような場合には、同じ金額を銀行など利率が低い借り入れ先を利用できるような場合には、利率の低カードローンに借り換えをすることも検討しましょう。
最後に当然のようですが、返済をすると新たな借入枠が生じるので借り入れをしたくなるのはわかりますが、その借入をしてしまうと永遠にリボ払いは終わりませんので、新たな借入をしないのも重要です。

リボ払いの返済ができない場合には債務整理を

上記の対策は一括払いや返済を増やすなど、比較的余裕がある場合に限られる場合に限られます。
実際に返済をしてしまうと余裕なんか残らない、といった場合には、まったく手がうちようがないのでしょうか。
そのような場合には債務整理を検討しましょう。
確かに債務整理をすると、信用情報機関に事故情報として登録され(いわゆるブラックリスト)、あらたな借入・クレジットカードをつくることができなくなります。
しかし、支払いが苦しくなっているような場合、特に返済のための借り入れをしてしまっているような場合には、支払いができなくなってしまう状態にかなり近いといえます。
いわゆるブラックリストの期間も永遠ではなく、5年から7年の間だけで、その期間をすぎれば信用情報に関する事故は記録されないことになっています。
債務整理というと自己破産を連想される方が多いのですが、任意整理という利息をカットして元本のみ支払っていく和解契約を結ぶことにするものもあります。
上記のように100万円の支払いを6年にもわたって続け、60万円以上の支払いをしなくてはならないよりかはぐっと楽になりますし、借り入れが相当な長期にわたっている場合には、払いすぎていた利息で残額を減らすことも可能な場合があります。

まとめ

このページでは、リボ払いの返済について、100万円くらいの残高がある場合の返済総額や期間などを見ていただきつつ、早く払うための方法等についてみてきました。
100万円の借金を6年かけて60万円以上の利息を払い続けるリボ払いになるので、漫然と払うのはもったいないどころか、家計を圧迫することにもなりかねません。
支払いが難しくなってしまってからでは、とりうる手段も少なくなってしまいます。
ですので、早く支払うための方策をとり、それが難しい場合には債務整理を早めにすることで、重い借金の負担から経済的な再生をはかることを考えるようにしましょう。
リボ払いでの返済が膨れ上がっている状況にある方は、まずは専門家である弁護士にすることがおすすめです。

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